
こんにちは!
現在、新作テーパード防風パンツを縫製工場さんにて絶賛生産中です。
すると、本日工場長から、「小田さん、後ろ身頃の伸び止め芯どうしてましたっけ?」と。
ん??
ウエストベルトと持ち出し部分(フロントファスナーが付いている部分)は、伸び止め芯なら毎回入れてもらってたと思うけどな~。

伸び止め芯とは、その名の通り、生地が伸びるのを防ぐためのものです。
僕が指を置いている方が表、右側部分は裏側。
点々のようなものが見えますが、これは接着剤です。
だいたいの伸び止め芯は、接着芯でアイロンで生地に貼り付けます。
ウエスト部分に伸び止め芯を入れるのは、ウエスト生地が穿いていると伸びてくるのでそれを防ぐためです。
はじめここの芯のことを言ってるかと思ってたら、違いました。

「7mmの伸び止め芯です」と。
7mmの伸び止め芯??
仕様書を確認すると、たしかに書いてあった(笑)
人差し指の先の部分が7㎜の伸び止め芯。
初回の防風パンツを縫ってもらった工場と今回の縫製工場が異なるので、確認が入りました。
別の懇意にしている工場さんに見解を聞いてみました。
すると、ここに伸び止め芯を入れるのは、縫っているときに生地が伸びて縫いづらいからとのこと。
たしかに、初回縫う工場さんはこのパンツは縫いにくいと言っていました。
伸びる生地をよく縫製している工場だと、

このように芯が入ってません。
あまりにもビヨーンと伸びる生地だと入れないと寸法が安定しないのかもしれません。
ただTHE BACK WATERが使っているストレッチデニムだと特に縫いにくいことはないそう。
反対に、伸びないといけない部分に縫いづらいからという理由で勝手に芯を入れてしまってはいけないみたいです。
でもどうしても入れないと縫えない場合は、ストレッチ伸び止め芯やバイアスにカットして芯をはるそうです。
大変勉強になったので、今日のブログネタにさせてもらいました(笑)