
こんにちは!
今日は生地いろいろ。
お取引している会社の方から、生地を探してほしいと要望がありました。
というわけで、生地について書いてみようかなと。
まずは、生地の三原組織ってわかりますか?みはらそしきではなく、さんげんそしきと読みます。
綾織(あやおり)・平織(ひらおり)・朱子織(しゅすおり)が三原組織になります。
綾織はデニム生地、平織はカバンなどに使う帆布生地、朱子織は表面に光沢があるサテン生地があります。
デニムは写真のように、

タテ糸がヨコ糸3本覆い、1本ヨコ糸をくぐります。
それを隣に行くごとに、1本分ずらすので見た目が斜めに見えます。
3/1の綾です。
右斜めなものを右綾、左斜めのものは左綾と呼びます。
ちなみにリーバイスは右綾で、リーは左綾です。
斜めにいっているので、斜文織(しゃもんおり)とも呼ばれます。
デニムはもともと、フランスのニーム地方産の綾織物(サージ)をよんでいたそうです。
フランス語でいうと、セルジュ・ドゥ・ニーム。
このデニムは、おそらくインディゴデニムではないと思いますが。
インディゴデニムの染料のインジゴはドイツのバイエル社が開発した化学染料です。
サージという生地は、デニムとは別に存在しています。
デニムの語源はニーム産のサージですが、デニムは3/1綾でサージは2/2綾という(笑)
なんなら2/1綾のデニムもあったり、、、、。
あとはデニムに似たような生地で言えば、ダンガリー生地もあります。
よくシャツで使われています。
ダンガリーシャツってきいたことないですか?
同じようにシャツでいえば、シャンブレーシャツなんてのもあります。
ダンガリーとシャンブレーの違いは、織りが違うとされています。
ダンガリーが綾織、シャンブレーは平織。
ダンガリーもデニムと同じように3/1や2/1綾だったりしますが、平織ダンガリーもあったりするのが面白いところ。
情報によれば、デニムはタテ糸がインディゴ染糸、ヨコ糸が白い糸で、ダンガリーはタテが白で、ヨコがインディゴ。
でも、ダンガリーは綾ではなく平織ばかり。
ということはシャンブレーとかぶります。
じゃ、ダンガリーはインディゴの糸を使っているモノをいって、シャンブレーはインディゴを使っていないものだ!とも言い切れず、インディゴシャンブレーなるものも(笑)
僕的には、軽い生地を6オンス程度をシャンブレー、それ以上をダンガリーなのかなとも思ってましたが10オンスシャンブレーなるものもあり、わけわかりません。
ではもともとは綾織ということだったので、軽い綾織生地でインディゴを使ったものがダンガリーかというとそれはライトオンスデニムと呼ばれています。
おそらくですが、肉厚のシャンブレーをダンガリーって呼んだりしてるのかな?って思います。