こんにちは!
今日は生産工程の話題。
現在、BW-403VMストレッチデニムカーゴやBW-105VMレギュラーストレッチジーンズの生産の準備をしています。
そこで生産の工程について書こうと思います。
ジーンズを作る上で必要なのは、
【原材料部分】
①生地
②付属
③仕様書パターン
になります。
①生地は、
a.生地製造元から購入(機屋・はたや)
b.生地セレクト店から購入(生地屋・きじや)
がメインです。
ただし、aはよっぽど大量に購入しているメーカーでないと直接取引できません。
②付属
a.ブランドネーム、紙パッチなどはネーム屋さんから購入
b.ボタン・リベット・ヒモ・ゴムなどは付属屋さんから購入
(付属屋さん内でも、取り扱いの有無がある)
③仕様書パターン
a.パターンや仕様書はパターン屋さんに依頼して作成
これはデニムではないですが、こんな感じでロールの状態で仕入れをします。
だいたい1ロールが50m巻きが多いです。
これを1反(いったん)と呼びます。
横幅は色々あります。
セルビッチと呼ばれるものは、80㎝程度、シングル幅は110cm程度、ダブル幅は140cm程度です。
生産工程もまた色々と分けれています。
【生産部分】
①裁断工場
②縫製工場
③特殊工場
④加工場
⑤仕上げ工場
まずは、①の裁断工場にて生地をパンツのパーツごとに裁断していきます。
これは芯というもの。
どこに入っているかというと、
パンツのウエスト部分や、前開き部分に入っています。
これは生地に挟んで縫うことで、
・生地が伸びないようにする
・生地の補強をすることで縫製をしやすくする
といった目的があります。
これらは②の縫製工場で行う工程です。
そしてパンツを組みたてていきます。
ただし、上の写真のボタンやベルトループは縫製工場では行いません。
それらは③の特殊工場にて行います。
また上記の工程には入れていませんが、うちはロゴ刺繡を入れています。
この刺繡は、刺繍屋さんで行います。
またプリントを入れる場合は、プリント屋さんが行います。
これらの工程を経て、④の加工場に移ります。
加工場は、
・製品を洗う・乾かす
・製品にユーズド加工や撥水加工、レーザー加工などを施す
これらの工程をします。
そして最後に⑤の仕上げ工場。
文字通り、最終仕上げです。
仕上げ工場では、
・製品にアイロンをかける
・製品にタグをつける
・製品に針が入っていないか検針する
というのがおおまかな工程です。
そして最終的に、販売へと移っていきます。
自分で生産の工程を改めて書いてみて、いっぱい工程があるな~と思います。
とはいうものの、これらの工程はある程度絞ることができます。
なぜか??
それは数工程を同じ工場が受け持ってくれるからです。
①裁断工場②縫製工場③特殊工場が1つの会社でできたり、
④加工場⑤仕上げ工場が1つでできたりもします。
いろんなパターンが存在します。
【原材料部分】+【生産部分】=製品
ただし、【原材料部分】+【生産部分】を省いて、製品だけを納めてもらうこともできます。
【原材料部分】+【生産部分】の工程を担うのがOEMメーカーです。
製品を作るのに、OEMメーカーに依頼するのが一番簡単です。
なぜなら、それぞれの工程を替わりに動いてくれるからです。
ただし、値段は高くなります。
反対に、【原材料部分】+【生産部分】を全部自分で動くと値段は安くなります。
でも、手間が半端なくかかります。社員がいれば問題ないですが。
THE BACK WATERは、生産背景をわかって製品作っていますのでご安心ください!!
かつ、釣り人です!!
ジーンズの生産背景をもつ釣り人が作るフィッシングジーンズは、他にないと思いますw