カーゴパンツの開発秘話。

 

今回は、カーゴパンツの開発秘話を致します。

 

 

釣り人が着用しているパンツで1位はジーンズ。

 

そして2位がカーゴパンツになります。釣り人にとってはなじみのあるパンツです。

(弊社独自調査による)

 

 

ということで、THE BACK WATERもカーゴパンツは絶対必要だと思い開発を致しました。

 

それが、"The Laydown"BW-401VMです。上の写真のカーゴパンツになります。

 

 

イメージとして、個人的に好きなベルギー軍のカーゴパンツをベースに釣りの時に便利な仕様に変更して作りたいと思ったのが最初でした。

 

 

特徴は大きく分けて3つあります。

 

①撥水加工で水を弾く

 

②バックビッグポケットでタックルケースを収納可能

 

③たくさんのポケットで分けて物が入れられる

 

 

この点を考慮して作り込みました。

 

 

しかし、これはあくまで大きく分けた内容で、作るまでには色々細かい点まで決める必要があります。

 

 

 

最初に作ったサンプルはこんな感じでした。

 

 

 

現行モデルとだいぶ違います。

 

ベルトループが細い、フロントポケットがない、ネームの位置が違う、バックポケットのフラップを留めるボタンが2つあるなどなど。

 

着用したり、眺めたりしてここから作り込みです。

 

 

そしてそれらを改良して、セカンドサンプルを作成。

 

ほぼ現行に近いところまでセカンドで行きました。

 

 

ファーストサンプルではフロントや腰回りがノッペリだったので、ベルトループを軍物仕様に変更・フロントポケットも軍物同様に変更しました。

 

やはり、この仕様がしっくりきます。

 

 

しかし、仕様変更して跳ね上がるのは縫製賃です(笑)とっても高くなります^^;

 

それでも工場に頼み込んでこの仕様でいってもらえることになりました。

 

 

工場から、受けるんじゃなかった。。。なんて言われたのも思い出です(笑)

 

 

 

セカンドサンプルでディテールを作り込み、サードサンプル最終サイズ感をチェックしてようやく完成したのが現行のモデルです。

 

 

画像とともに、簡単な説明をします。

 

 

 

 

小雨や水しぶきなど釣りの時に活躍する撥水加工。

 

 

 

 

12オンスのヴィンテージチノクロスを使用。

 

光沢があり、着用していくとカッコイイ色落ちを楽しめる生地。

 

 

 

 

フロントポケットとフロント縦ポケット。

 

フロントポケットはスナップボタン付で、閉じることが可能。

 

ジーンズのようなポケットではなく、縦についている特徴的なフロント縦ポケット。

 

 

 

 

大きなサイドポケットは500mlのペットボトルも入ります。

 

これが両サイドに付いています。

 

 

 

でっかいバックポケットと、その中にもう一つスマホポケットが付いています。

 

バックポケットの裏を指さしていますが、これはバックポケットに補強布を当てています。タックルケースやプライヤー、ランディンググリップ等を突っ込んでも簡単には破れないようにするためです。

 

補強をしていない場合、プライヤーが刺さることがあるので細かい点ですが強度を上げています。

 

 

 

 

これまた縫いの強度を上げるための手法の巻縫いです。

 

内側、外側ともに巻縫いです。通称「マキマキ仕様」。

 

正直これも工場は嫌がります(笑) なにせ工程が進んでいかないからです。

 

みなさんのパンツを覗いてみてください。おそらく、この「マキマキ仕様」のパンツはないはずです。軍物やヴィンテージブランドを除いて。

 

 

僕は決して工場に嫌がらせしたいわけではなく、ヘヴィーに使っても壊れなく、かつかっこよくなるものを作りたいと思った結果こうなりました。

 

 

 

 

 

価格は19,800円と高くはなりましたが、メイドインジャパンでこの仕様にしてこの価格は真似できないと自負しています。

 

 

 

 

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また最寄のお店にもあるかもしれませんので、ぜひご試着してみてくださいね!!

 

 

 

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